【医学部編入】旭川医科大学の成績開示と考察をしてみた件

医学部編入

とっても久しぶりの執筆になります!

現在テスト前なのですが、2022年度の医学部学士編入試験もいよいよ本格的に各大学の受験が始まっているということで、急遽執筆してみることにしました!

今回はですね、今までの分析シリーズとは少し違う、旭川医科大学の成績開示結果とその考察についての報告になります

不透明な情報戦が繰り広げられる医学部編入界において、到達目標の一つの基準として参考になれば幸いです(´ー`)

目次

成績開示結果

旭川医科大学の医学部学士編入試験について

旭川医科大学の筆記試験対策

おまけ

成績開示結果

受験生の皆さんお忙しいかと思うので結論先行でいきますね!早速ですがご覧ください↓

得点率は生命科学が74%英語が62%となっております

お気づきかと思いますが、今回旭川医科大学の二次試験(面接試験)は辞退させて頂きました

これは面接試験前にすでに別の大学に最終合格を頂いており、そちらに進学すると決めていたからです

旭川医科大学の筆記試験を終えたときの感想としては、

「よっしゃ、生命科学も英語も8割いった!受かったな!\\\\٩( ‘ω’ )و ////」

でした()

しかしながら、現実は想像の1〜2割近く低いわけですね〜

これを「理想と現実のギャップ」と言います笑

私も含め、このような現象が起きる人は総じて “楽観的” な人が多いと思います!

あとは “自分に甘い” という傾向もあるでしょう!要注意です!!

旭川医科大学の医学部学士編入試験について

《募集人員》

2021年度試験からは以下のように変更となりました↓2022年度も同様ですね! 

 国際医療人枠    地域枠   
5名5名

一般枠が国際医療人枠となりましたが、募集人員は5名のまま変わらずなので合計10名ですね

国際医療人枠では、在学中の年1回のTOEFL受験や在学中の海外留学、USMLEの受験資金の貸与が明記されており、海外での臨床を目指す方にとってはお得かもしれません!

なお、地域枠は卒後の初期研修と後期研修において、旭川医科大学が指定する病院での研修が義務づけられております(※地域枠は北海道に所在する高等学校または大学の卒業者である必要があります

《入試日程》

昨年(2021年度)は新型コロナウイルス感染症の影響を受けず、ほぼ例年通りの日程で行われましたが今年(2022年度)もほぼ同様の日程で行われる模様です↓

出願期間試験日合格発表
第1次選抜令和3年7月21日〜令和3年7月29日令和3年8月21日令和3年9月3日
第2次選抜ーーーーーーーーーーーーーーーー令和3年9月25日令和3年10月14日

上記は最新のホームページをもとに作成しておりますが、新型コロナウイルス感染症による日程変更の可能性もございますので、受験される方はホームページを参照されることをオススメします

旭川医科大学ホームページ[https://www.asahikawa-med.ac.jp]

《入学者選抜方法》

「第1次選抜では学力試験(生命科学、英語)の合計点で判定し、国際医療人枠および地域枠それぞれ募集人員の3倍程度を第1次選抜合格者とする。ただし、合計点が受験者全員の平均点未満の者は合格対象者としません。」

と昨年(2021年度)の募集要項には記載されておりました

つまり、国際医療人枠と地域枠で合計して約30人が筆記試験合格ということになりますね!

◎第1次選抜

配点は以下になります(2021年度)↓

 生命科学   英語   合計点 
300100400

2021年度試験までは英語外部試験の提出が義務づけられていたためか、明らかに生命科学重視の配点になっています!

しかしながら、2022年度試験では英語外部試験(TOEICやTOEFL)の提出が不要となりました!

そのため、上記の配点については変更される可能性は高いです(2022年度試験の募集要項は2021年6月下旬に公表予定とされています)

以上のことから、元々英語外部試験は単なる足切り、もしくは同順位の場合の順位づけのための参考という位置付けであった可能性が高いと思います

「(途中略)英語能力テストの成績証明(TOEFL−IBT、 TOEFL−PBT又はTOEIC)は、面接の際の参考資料とします」

と募集要項に明記されていることからも想像できます

また、外部試験に加えて本試験でも英語を課していたことからも理由付けられますね

さらに言えば、最終合格者の判定において、「同得点者の順位決定基準」として、

「(途中略)同順位の場合は「生命科学」の成績が高い順とします」

と明記されていることから、生命科学重視となっていることがわかります


◎第2次選抜

「第1次選抜の合格者に対して面接試験を実施し、面接試験の評価点及び第1次選抜の成績を総合的に審査し、判定します。なお、面接の評価が著しく低い場合は、不合格となる場合があります。」

と明記されていました

配点としては、100点満点です

筆記試験の合計点が400点満点であることを考慮すると、筆記重視の大学ということになりますね!

これは、新型コロナウイルスの影響もありそうです

というのも、2020年度試験までは毎年集団討論が課せられていたのが特徴の大学であり、その配点が高いことから不透明性も指摘されておりました

しかしながら、感染予防の観点からか昨年の2021年度試験からは集団面接が廃止されたため、筆記重視の配点となったという経緯がありそうです(もちろん今後の感染状況次第では再度集団討論が再開される可能性もあります!

《その他》

出願書類として、「自己推薦書」「推薦書」なども必要なことが強いて言うなれば特徴でしょうか

何度も言いますが、2022年度試験は「英語能力テスト(TOEICやTOEFL)」が不要です!

旭川医科大学の筆記試験対策

以上を踏まえると、旭川医科大学の最終合格のためには筆記試験対策、特に生命科学への対策が非常に重要となりそうです

以下に私が実際にやった旭川医科大学の対策を簡単に記します!(生命科学、英語ほぼ共通)

(本番1年前)過去問を解いてレベル感や問題の癖を掴む

(試験本番の1ヶ月前)過去5年分の過去問(一般入試・学士編入試験)を分析し、出題傾向を掴む

(1ヶ月前〜数日前)出題可能性の高い順に予備校のテキストや問題集を利用し、解けるようになるまで復習

(試験数日前〜前日)ひたすら過去問を復習し、理解度100%に近づける


英語は若干対策が異なりますが、基本的には生命科学と英語も共通して上記のような戦略でした


旭川医科大学の生命科学に関しては、最近の傾向として他大学に比べて基本的な内容が多いです

つまり、いかに基本的な問題を落とさないかが重要になります!

また、出題範囲に関しても比較的広い範囲からの出題になるため、網羅的な勉強が必要になるでしょう

予備校を利用されている方で

「基礎からせいぜい完成レベルまでで大丈夫でしょ!」という方を散見しますが、

個人的には実戦レベルも勉強しておくことをオススメします!

その理由としては、昨年もそうでしたが実戦レベルからの出題もしっかりあるからです

比較的高い得点が求められる試験であり、時間的にも足りないということはない試験ですので、

「実戦レベルから出題されたら死亡っ!!┗(^0^)┓)))(((( ┏(^0^)┛」

といった状況は避けるべきだと思います笑

ましてや、昨年から面接で合格が決まるわけではなくほとんど筆記で決まるような配点になっていることも考慮すると、ますます「筆記試験での1点の重み」というのが出てくるでしょう

おまけ

最後におまけですが、少し宣伝させてください!

最近医学の勉強で少々忙しく、TwitterのDMでの質問にしばしば答える余裕がない状況であります

基本的なことは過去のツイートを遡っていただくことを推奨しておりますが、もちろんTwitterや当ブログにおいて、まだまだ発信できていない情報ってたくさんあるんですね

ただ、それらを全て答える時間的な余裕はないため、2021年度医学部学士編入試験の合格者10名の共著で本を出版しました!

タイトルは

医学部学士編入試験の教科者 合格者10名による完全解説

となっています!

6月頭より販売を開始しまして、現在もなおAmazonや楽天などで好評発売中です

「正しい情報が少ない」という医学部学士編入が抱える問題に一手を打つべく、著者10名に加え約30名程度の2021年度合格者がアンケートにも協力して頂き、内容の濃い1冊を出版することができました!

それだけではなく、医学部学士編入試験合格後に直面する問題や医師となった未来を想像する上で重要となる、編入医学生や編入医師の先輩方との対談も盛り込んだ内容となっております!

非常に多くの方々の協力を経て完成した1冊なので、お値段以上の価値は間違いなしですね(´ー`)

「こんな本あったらいいな」

という著者一同の願いを具現化した一冊、ぜひお手に取ってみてください!(以下リンク)

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