【医学部編入】◯◯歳の私はどの大学を受けるべき?年齢による受験校の考察

医学部編入

とんです!

前回は医学部編入試験を受けるとなったらまず決めるべき第一志望校と併願校について事実ベースで統計的なデータを投稿しました↓↓

エビデンスを少しでも高めるために事実のみ記載しましたが、今回はそのデータベースについての考察記事になります

突然ですが、みなさんは

“年齢による受験大学の不利や有利など聞いたことはありませんか?”

“ネット上で流されている噂によって受験校を選定してませんか?”

今回、合格実績の事実に基づいて年齢による受験大学、合格大学について考察しましたので、前回記事と併せて受験校選定の参考にしていただければ幸いです!

目次

第一志望大学について

30代、40代以上の受験生が受けるべき大学

20代の受験生が受けるべき大学

まとめ

第一志望大学について

前回の記事でも述べましたが、第一志望の大学選定で重要なのは

“その大学が自分にとって一番受かりやすい大学かどうか”

です

つまり、大学が求める人材にご自身がマッチしている大学が第一志望大学になります

そこで重要なのは個人の今までの経歴や学力が大きなメインとなるでしょう

従って

  • その大学の過去問が勉強すれば解けそうなレベルかどうか
  • 求める人材が研究者志向なのか地域医療に従事する臨床医志向なのか

といった事柄によって決める必要があります

当ブログで全大学の過去問をアップできれば一番良いのですが、現時点では全ての大学の過去問を有しているわけではありません

また、各大学が研究医志向か臨床医志向かどうかは現在調査中のため今しばらくお待ちください…

30代、40代以上の受験生が受けるべき大学

そこで現時点では、第一志望校や併願校選定の参考になりうる考察をしたいと思います!

その1つの基準となりうる“年齢”についてです

前回調査した合格者の中で、20代よりも30代以上の方が占めている割合が高い大学2つありました

それは琉球大学名古屋大学です

琉球大学は約56%が30歳以上でした(n=16)

合格者全体の中で30代以上の占める割合が3分の1以下であることを考えると、この数字は大きいと思われます

名古屋大学は今回の3年分の合格者データの中で母集団として大きくないため(n=3)あくまで参考程度として考えて頂きたいですが、若さよりも実績や経験を求める趣向があるのかもしれません

また、20代と30代以上の合格者が半々であった大学4つありました

浜松医科大学大阪大学鳥取大学香川大学です

これらの大学も年齢による不利がない大学と考えて問題ないでしょう

その他大学は20代の方が30代以上に比べて多く合格されていましたが、そもそも受験者全体の中で20代の占める割合が約3分の2であることを考えると妥当だと思われます

20代の受験生が受けるべき大学

各大学ごとの受験者や合格者の総数(n)はバラつきがあるため一概には言えないのですが、明らかに20代に人気が高く、実際に20代しか合格実績がない大学1つ存在しました

秋田大学です

私自身も秋田大学は”若くて美形な受験生しか取らない”といった都市伝説のようなものは聞いたことがあります(笑)

実際にデータを取ってみると、受験生の中で20代の占める割合が実に約87%に上りました(n=30)

これは逆に“20代の受験生が圧倒的に多いから合格するのも20代である”といった考察もできます

秋田大学は一次試験が書類審査なので、そこで30代以上が全員落とされているといった事実があれば、20代が圧倒的有利な大学と言え、受けてみる価値は高いでしょう

ちなみに、今回私が調べた過去3年間では30代以上で秋田大学を受験された方(n=4)は全員一次試験の書類審査で不合格となっておられました…

ちなみに、比較的合格者数のデータが多い大学の中で(n≧15)、20代合格者の割合が3分の2(66%)を超えていた大学は以下の2つです

大分大学(86.7%)、島根大学(76.5%)

そこそこ合格者データが多い大学(5<n<15)で20代合格者の割合が3分の2(66%)を超えていた大学は以下の3つでした

愛媛大学(100%)、高知大学(85.7%)、山口大学(83.3%)

この5大学は偶然かも知れませんが、いずれも西日本の大学となりました

実はこれに関しても面白いデータがありまして、年代ごとの受験大学をみてみると、綺麗に滋賀医科大学より西の大学は、14の大学全てで受験者数が20代>30代以上となっております

逆に名古屋大学より東の大学では受験者数が30代>20代となっている大学が、14大学中で6大学もありました

しかしながら、もう1つ面白いデータがあります

実際に東日本と西日本の大学で20代と30代以上の合格者割合を比較するとほぼ全く一緒なんです

  • 東日本(14大学)・・・20代(67%)30代〜(33%)
  • 西日本(14大学)・・・20代(66%)30代〜(34%)

となりました

この結果からわかることとして

“西日本では20代が、東日本では30代が比較的受かりやすいという迷信があるが、それは迷信に過ぎない”

ということです

まとめ

第一志望校は属性が同じ他の受験者の傾向を真似すべきではない
30歳以上の受験者で合格実績が高い大学は、琉球、名古屋、浜松、大阪、鳥取、香川20代の受験者で合格実績が高い大学は、秋田、大分、島根、愛媛、高知、山口東日本も西日本も合格者の年齢割合は、『20代:30代以上=2:1』

今回は合格者の受験校や合格校の考察第一弾として、“年齢”にフォーカスを当ててみました!

今後も様々な視点から考察し、皆様の受験校決定のお手伝いができたらと思いますので、今後とも読んで頂けたら励みになります!

コメント

  1. くれないのとん より:

    今年、医学部編入に合格したのですが、今更ブログを拝見しました。
    特に本記事を見て、驚きました。
    浜松医科大学って、30代でも受かるんですね。(これは某予備校から集計ですよね?)
    一般の印象、某掲示板等のネット情報がいかに信憑性がないかがわかりました。(20代のみしか受からないという情報が複数あり)
    正直30代でもチャンスがあるなら出願すればよかったかもなと少し思いました。
    有益な情報発信いただき、ありがとうございました。

    • とん とん より:

      コメントありがとうございます!
      おっしゃる通り、某予備校の集計になります。編入学してみて改めて実感したのがネット上の情報(特に某掲示板)は嘘で塗れているということでした……
      最近はブログ更新できていないのですが、今後とも事実ベースで記事を書いていきたいと思いますので引き続き暇つぶしにでも読んでいただけたらと思います!

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